Go to Japan Expo

ジャパンエキスポへ行ってみよう

開催日時が日本の夏休み前+夏コミ前、しかも日本から遠い…と、ハードルは高いにもかかわらず、日本人出展者・参加者共に多いのがジャパンエキスポ。日本のニュースや雑誌で特集されることも多く、注目度の高いイベントです。7月の欧州は夜9時ごろまで空が明るく、湿度は低め。観光と合わせて楽しむことができます。
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まずどうすれば…?

イベント開催日時と場所を調べましょう。日本から海外イベントへ遊びに行く「一般参加」の場合、基本的に「海外に観光に行く」と同様に考えれば問題ありません。どの飛行機に乗ればいいの?どのホテルがいいの?等は観光サイトに任せます。

何日滞在すればいいの?

滞在時間は人それぞれですが、弾丸旅行は避けましょう。日本からフランスに行く場合、直行便でも片道約12時間、時差も考えると最低でも3泊4日は必要。イベントにあてる時間は半日以上欲しいところです。会場に辿り着くまでの交通機関が時間通りに動くとは限りません。入場まで何時間もかかる場合もあります。余裕をもった計画がオススメです。

イベントにはいつ行けばいいの?

ジャパンエキスポは4日間(たまに5日間)開催ですが、お店と販売物はほぼ固定。ゲスト、サイン会、ショーのみ日替わりです。気になる出し物のある日に行きましょう。会場は丸1日いれば一通り見て回れます。2時間程度では物足りなく、逆に4日間いると飽きます。ヨーロッパのイベントは土曜が一番混雑し、真ん中の金曜日が一番空きます。コスプレイヤーをたくさん見たいのならば「コスプレコンテスト」のある日がオススメです。(コスプレコンテストは通常土曜に開催されます)。

旅費はいくらかかる?

現地、もしくは近隣諸国在住であれば「京都在住の人が東京のビッグサイトに行く」並みの金額で済みますが、日本からヨーロッパへ行くとなると、そう安くはすみません。かかる費用は人それぞれですが、「マイルを使って無料航空券を取る」「現地の友人・親戚の家に泊まる」といった手段を使わない場合、日本~パリ間往復航空券代+現地での宿泊費+食費+交通費で1人15万円以上は確実にかかります。
ちなみに筆者は毎回個人旅行(ツアーを使わない)形式で行っていますが、7月期の航空券(東京-パリ直行・往復)+ホテル宿泊費(中級クラスに5泊)+現地での交通費、食事代、観光代などで20万から25万円ほどかけています。

日本からツアーはある?

近年はあまり見かけなくなりましたが、旅行代理店がジャパンエキスポのための専用ツアーを組んでいることがあります。そういったツアーは通常の観光ツアーより割高に設定されており1人25万~50万円。ホテル~会場間の送迎や現地コスプレイヤーとの交流会、出展者用サポートなどがセットされていたりします。
もちろん一般的なパリ観光ツアーでも大丈夫。ホテルが会場から遠くないか、自由行動の時間が十分あるか+イベント開催日と重なるかどうかを確認の上、選びましょう。

どんな服装で行けばいい?

基本は半袖+ストールやパーカーなど上にはおるもの。2020年以前は肌寒い日もありましたが、2020年以降は熱波の影響で会場外は40度、会場内は30度を超える日も増えました。
会場最寄り駅から会場までは移動距離が短いため、雨ならば折りたたみ傘があれば十分ですが、晴天ならば帽子、タオル、扇子やウチワは必須。真夏のコミケと同じ対策が必要です。
コスプレイヤーが多いため派手な衣装や浴衣・着物などでも浮くことはありませんが、更衣室はありません。トイレで着替えるか、着たまま会場へ移動となります。

ホテルはどこを予約しておいたらいい?

7月はヨーロッパの夏休みということもあり、5月末頃には人気ホテル(そこそこ安くて口コミ評価の高いホテル)は予約で埋まってしまいます。会場徒歩圏内のホテルはエキスポ開催期間中は高額な料金に設定されていますが、3月頃には満室になってしまいます。「会場まで徒歩で行きたい!」「コスプレで電車移動したくない!」という人は半年前には予約しておきましょう。

穴場はRoissy/ロワシーと呼ばれるCDG空港周辺エリア。空港利用者向けの大型ホテルが多く、直前でも予約が取りやすく、かつ治安も比較的良いです。しかしこのエリアはパリ中心部には遠く、観光すべき様な場所もありません。「パリ観光メインでエキスポはオマケ!」とお考えの方はパリに宿を取った方がよさそうです。

泊まらない方がいいと思われるエリアはパリ北駅から先のLa Courneuve Aubervilliers/ラ・クールヌーヴ・オーベルヴィリエ駅から会場手前のGare de Villepinte駅までのRER・B線の沿線およびSaint-Denis/サン・ドニエリア。安いホテルが多く、会場へのアクセスも便利に思えますが、避けた方が賢明です。
特にサン・ドニの治安の悪さは有名で、銃撃戦や観光バスの襲撃事件、エキスポ帰りの客を狙った強盗事件も起こっています。「泊まってみたらそんなに悪くなかったよ~」という話もありますが、その人の運がよかっただけと思いましょう。

「治安に難あり」と言われるGare du Nord/北駅は筆者は何度も泊まっていますが、「できれば駅から徒歩10分圏内の少し高い宿を取って、夜間の若い女性の1人歩きは避けてね!」というレベルです。ヨーロッパを旅慣れた人なら普通と感じるかもしれませんが、初海外の人には向きません。
エッフェル塔のある7区、モンマルトルの丘とサクレクール寺院のある18区はパリらしさは満点ですが、こちらも治安はイマイチです。

前売り入場券(チケット)を買っておいたほうがいい?

行く日が確定しているのであれば購入しておきましょう。コロナ明け開催の2022年はチケットの当日販売がありませんでした。
握手会参加や先行入場(一般入場より早く入場できる)等の特典の付いた枚数限定の特別券・VIP(ZEN)チケットのほか、1日券と4日間入場できる全日券(通し券)があり、1日券の場合は曜日によって金額が違います。(平日は安く土曜は高い)。前売りで購入すると3ユーロほど安くなりますが、手数料を入れると当日購入とさほど変わりません。

VIP(ZEN)チケットってどんなの?

ジャパンエキスポ公式サイト(フランス語か英語)から購入できる特別券です。フランス語の場合「Billetterie」、英語の場合「Ticketing」から購入します。ZEN、ZEN+ECG、ZEN+COMFORT(名称は度々変わります)等あり、価格は一般入場券の5~10倍。一般より30分速く入場でき、再入場も可能。チケットの値段によってはステージ前列の着席権や特別休憩室(ラウンジ)の利用、前夜祭の参加権や朝食も付きます。このチケットは当日販売がなく公式サイトのみでの販売。ゲストが発表される前より完売してしまいますので、欲しい人は早めに買いましょう。

前売り入場券はどこで買える?

公式サイトのフランス語「Billetterie」、英語「Ticketing」、もしくはfnacサイト(日本で言うチケットぴあ)、フランスにあるfnac店舗等で購入できます。「1,お店で受け取る」「2,自宅でプリントする(0.50ユーロ余計にかかります)」「3,送ってもらう(送料別)」の3つから選択可能です。fnacはCDG空港内にも店舗がありますが営業時間に注意しましょう。前売り券は会場で入場券(紙のリストバンド)と交換されます。