Exhibit at Japan Expo
ジャパンエキスポに出展するには
How to Exhibit at Japan Expo
申し込みから出展までの流れ
小規模出展者(アマチュア・同人サークル)がフランス(パリ)のジャパンエキスポに出展するには?を基本に説明をしています。個人の経験を元にした非公式解説なので、お申込みの際は必ず公式サイトや公式代理店にて最新情報をお確かめの上、お申し込みください。
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2024年はパリでオリンピックが開催されることもあってか、出展申し込みに関するルールが変更……アマチュアブース・パッションブースにおいては代表者の本業の証明(プロではないことの証明)、代表者以外のメンバー(売り子)の身分証明など、一気に厳格化しました。「厳しすぎる」とかなり不評なため2024年以降も継続されるか不明です。
まずどうすれば…?
「ジャパンエキスポは選ばれた人でないと出展できない!」「推薦や招待がないと商品を置けない!」と思っている方もいるようですが、そんなことはありません。出展費用を払えば基本誰でも出展・展示ができます。先着順です。まずは以下から自分の出展カテゴリーを決めましょう。
PRO/プロブース
いわゆる企業ブース。企業のプロモーションや自社製品の販売などが可能。ジャパンエキスポで一番目立つブースで、入り口付近やメイン通路などの目立つ場所に配置されます。
ブティックブース
小売業者用ブース。他社製品、日本で買い付けた商品を販売(転売)したいのであればこちら。
和食エリアブース
食に関するブース。会場内の和食専用エリアでの展示、販売、プロモーションが可能です。
飲食ブース
食に関するブース2。会場内での調理と飲食物の販売が可能です。
アマチュアブース
非営利団体や個人が対象。商業化されていない自主制作物(同人誌・ファンアート・アクセサリー・服・ゲーム・音楽CD等)のプロモーションや販売が可能。販売価格の上限は1個12ユーロ。つまり12ユーロを越える値段を付けて販売ができません。出展費は一番安いのですが、Hall6(日本企業やパッションとは別ホール)の奥に配置されます。同人誌即売会に近い雰囲気です。
アマチュアクリエイターの育成、趣味で創作活動をする学生を支援する事を目的とするブースなので、プロ(イベント出展、漫画家、イラストレーター、アニメーター等で生計を立てている人)を代表者にして申し込むことはできません。
パッションブース(クリエーターブース)
非営利団体や個人が対象。アマチュアブースと基本は同じ。ただしこちらは販売価格の上限はナシ。12ユーロ以上の値段を付けたい!という場合はこちら。アマチュアブースより出展費が高い分、配置も良くブースも立派。デザインフェスタに近い雰囲気です。こちらもプロを代表者として申し込むことはできません。
海外イベントにおいて「アマチュアブースなのにプロっぽい人も出てるよ?」という事が多々あるかと思いますが、代表者以外の人は代表者の管理下という事で職業をチェックされないためです。お察しください。
それ以外
企業が用意した専用ブースがあります。企業(代理店)を通しての申し込む場合、このブースが案内されることがあります。上記ブースとは申込方法や値段が異なり、配置場所も専用エリアとなります。基本の出展料のほかに代理店の仲介手数料などが含まれる場合があります。
カテゴリー決めたら次は?
案内書と申込書を請求しましょう。案内は前年の11月頃から開始されます。公式サイトにある資料請求フォームに名前、メールアドレス、会社名(サークル名)を記入、希望するカテゴリーを選択して送信すると、(フォームに記入したメールアドレスに)PDFファイルへのリンクURLが記載されたメールが返信されます。
フランス語のページから取り寄せると、フランス語の案内が届くこともあります。日本語の公式サイトもありますが、日本語で問い合わせると返信は遅いです。アマチュアとパッションの案内・申込書は2013年から英語版・フランス語版のみとなってしまいました。したがってアマチュアとパッションは日本語サイトから取り寄せても英語版の案内書が届きます。
申し込みは抽選ではなく先着順。申し込みから受付完了までは1か月ほどかかるので、気になったら早めに資料請求しましょう。また、Yahooメール(@yahoo.co.jp)は受信拒否されるので、問い合わせや申し込みの際はプロバイダのメールやGmailを使用しましょう。
そこから先は…?
管理人制作の同人誌「ジャパンエキスポ(非公式)ガイドブック!」(2018年12月発行)に掲載しておりました(通販終了)。アマチュア・パッションブースであれば分かる範囲内で教えますので、まずはX(Twitter)で@masaki77にリプライください。(分かる範囲しか教えられないので、お金は取りませんし、お礼をよこせーとかも言いません)。
出展費はいくら?
カテゴリー、ブースの広さや申し込むオプションによって違います。日本円での請求ではなく現地通貨・ユーロでの請求となるので申し込み時のレートにより値段は上下しますが、一番安いアマチュアブースで日本からの参加費支払いの際にかかる送金手数料なども合わせて約3万円から、パッションで約10万円から(どちらも出展者パス込/4日間合計/早割適用)。早く申し込むと早割が適用されるのでお得です。
1日だけ参加はできません。開催期間が4日間ならば4日間分の出展費用を支払うことになります。
ブース(スペース)の広さは?
アマチュアは、1ブースが幅2メートル+奥行2.5メートル。机1本に椅子2脚。コミケ2サークル分より広めのスペースで、背面の壁も展示に利用できます。パッションはアマチュアより少し大きい幅2メートル・奥行き3メートル。こちらは必ず角地に配置されるため、隣を気にすることなく作品展示できます。(ヘッダーの写真のような感じです)
企業向けは幅3メートル+奥行3メートルのパッケージブースと、面積単位での販売があります。
展示物(商品)はどうやって運ぶの?
日本のコミケのような「個人の荷物をイベント当日朝に会場まで“確実に”送ってくれる宅配サービス」はありません。各自搬入となります。大規模出展となる企業ならば業者に依頼することも可能ですが、小~中規模出展ならば自分で荷物を運んできて、自分で準備・設営・持ち帰る人がほとんどです。
日本から参加する場合、フランスの友人宅や宿泊予定のホテル宛てに一旦荷物を送り、そこから自分で持っていく…という手もありますが、時間も輸送費もかかります。税関で荷物が止められてしまい、開催日まで届かない!運送トラブルで荷物が行方不明!という話もあるため、しっかりした準備と下調べが必要です。
商品はどのくらい持ち込めばいいの?
個人で出展する場合、自分で持ち込める+持ち帰れる個数にしましょう。“海外のコミケ”と言われるようなイベント…特に欧米のイベントにおいて、日本のコミケのように同人誌や手作りグッズが1日に何百何千と売れることはまずありません。「パリのコミケ」とも言われることもあるジャパンエキスポも同じです。「いろんな種類をちょっとずつ」持ち込む所が多いように見えます。
逆に飲食物(特にタコヤキ、ヤキソバ、和菓子、お弁当など、その場で消費できる和食)は少々高値でも飛ぶように売れます。食べ物の試食は行列ができるが、同人誌では行列なし!それがジャパンエキスポです。
委託ってないの?
ジャパンエキスポでは委託販売(荷物だけ預かって代理人が販売)の受付はしていません。別団体や企業が委託サービスを受け付けています。
団体や企業が行う委託の場合、委託代金を支払い→商品を指定の場所へ郵送→イベント当日に代理人が販売。売り上げは後日支払い。売れ残った品の返送は返送費用と別途税金がかかることもあるため、別料金で返送 or 現地で廃棄 or 叩き売り…が基本の流れのようです。
ステージに出演するには?
ステージにてライブをしたい!パフォーマーとして舞台に立ちたい!ショーを行いたい!という方は、ジャパンエキスポ日本語公式サイト「出演者募集」をチェックしましょう。「出展」と違い締め切りが早いので注意です。
選考はあるようですが、早く申し込んだ人が優先されます。一部ゲスト(名誉ゲストをはじめとする大物ゲスト)を除き、交通費、宿泊費、出演料などの支給はなく、全額自腹となります。また、日本の企業主催で「ジャパンエキスポ出演オーディション」が開催されることもありますし、参加費を払って代理店経由でステージに出演する方法もあります。
ゲストとして招待されるには?
「出演者募集」での自薦枠。企業ゲスト。出版社ゲスト。エキスポ運営が招待する公式ゲスト…など、さまざまな「ゲスト」枠があります。自薦枠以外でゲストになるには有名になるかコネを手に入れましょう。
「ゲスト」「日本代表」という名目で招待されたものの、他の出展者と扱いはほぼ変わらず。手数料込みの参加費用を請求されるケースもあります。
そういった招待が来た場合、サービスに見合った費用なのか、よく調べましょう
Check
ここもチェック
管理人の発行した同人誌「ジャパンエキスポ(非公式)ガイドブック」にジャパンエキスポ出展申込書の日本語翻訳、手順、会場周辺のホテルレビュー、その他このサイトには掲載しきれなかったジャパンエキスポに関する情報を掲載しています。(通販終了)