そもそもジャパンエキスポって何?

Japan Expo / ジャパンキスポとは、フランス・パリ郊外のParc d'Expositions Paris Nord Villepinte / パリ・ノール・ヴィルパント展示会会場で、毎年7月初めに開催されるヨーロッパ最大の日本文化イベントです。
1999年にジャパンエキスポの基となるマンガ・アニメを扱ったイベントがパリで開催され、2024年で25周年を迎えました。元は日本好きのフランス人が主催・運営していましたが、現在ではフランスのイベント運営会社・JTS Groupと、その子会社・SEFA EVENT社が主体となって開催しています。

来場者数は毎年20万人前後(4日間合計)。日本では「フランスのアニメイベント」や「パリのコミケ」と表現されることもありますが、漫画、アニメ、コスプレ、ゲームといったオタク文化だけでなく茶道や武道などの伝統文化、食文化やファッション、さらには日本だけでなくフランスやアジア諸国のマンガやアニメも展示・紹介・販売しているヨーロッパ在住者向けの総合文化イベントとなっています。

タイの「ジャパンエキスポ in タイランド」や、チリの「スーパージャパンエキスポ」など、「ジャパンエキスポ」という名称のイベントが復数ありますが、すべて主催者が違い関連はありません。SEFAが主催しているのは現在フランスのみ。過去にはフランスだけでなくアメリカやベルギーでも開催されていました。

日本のイベントとジャパンエキスポの違いは?

  • 入場料が必要
    会場に入るには入場料=入場券が必要です。入場する曜日や時間によって値段が違います。
  • パンフレットがない
    時代はペーパーレス。会場マップやイベントスケジュール表は貰えるものの、カタログやパンフレットといった冊子状の案内はありません。
  • 企業がメイン
    個人(アマチュア)出展者が同人誌やファンアートを売るコミケ的なエリアもありますが、メインは企業様です。
  • 出展者は毎日同じ
    3日間、4日間と開催されていても入れ替わるのはゲストだけ。出展(企業/サークル)はずっと固定。入れ替わりはありません。
  • 写真撮影は自由
    「撮影禁止」と明記された場所とトイレ以外であれば撮影は自由です。
  • コスプレは自宅から
    自宅やホテルからコスプレをしたまま会場へやってきて、コスプレをしたまま帰ります。
  • 客層はカップルやファミリー
    カップルが非常に多いのが特徴。参加者平均年齢は20代。恋人、夫婦、友達グループ、親子など。1人参加は超少数派。ベビーカーでの幼児連れや車いすでの参加も普通です。
    …というかヨーロッパのイベントのほとんどがこんな感じです。