海外オタクイベント出展についてよくある質問

海外イベントに出展した方がいい人とは?海外イベントに出展しない方がいい人とは?海外イベントに出展するための資格とは?海外イベントに出展すれば儲かるの?等の質問は1ページ目「基礎知識」をお読みください。

海外イベントに出展する際、代理店は必要?

個人での出展の場合は不要と思いますが、このサイトを読んでもよくわからなかった。不安になった。やっぱり安心して参加したい。という方は代理店を通しましょう。
※出展申し込みの際、申込代表者の住所が日本である場合、指定の代理店を通すことが条件になっているイベントもあります。

代理店は何をしてくれるの?

イベント申し込み、商品の輸送や免税の手続き、両替、通訳手配、現地でのプロモーションなど。企業・団体向けのサービスが中心となります。小規模個人出展者(同人サークルやアマチュアクリエイターなど)には対応していないこともあります。

出展の招待が来たけれど費用が高すぎる…

「出展ご招待」「ご勧誘」「海外進出のお手伝い」等の名目で、〇〇エキスポやアートフェアといった海外イベント・展示会へのオファーを受け取った経験がある方、いるかと思います。そして、案内された金額が高すぎて出展をあきらめた方、こちらもいるかと思います。
そういった勧誘の多くは代理店への手数料が含まれていたり、代理店の用意した専用エリアへの出展料金が案内されていることがほとんどで、本来のイベント出展料より高めの金額設定になっています。

高い金額を出した分、広い出展ブースを確保できる。出展条件もゆるく設定されている。日本で開催される事前説明会や壮行会に参加できる…といったプラス面があります。
が、用意された出展場所が悪すぎて集客できなかった。期待したサポートが受けられなかった。3日間開催のイベントなのに1日しか展示できなかった…等のトラブルも聞かないわけではありません。
美味しい話だけ聞かず、実際利用した人の体験談も聞いたうえで利用すべきか判断しましょう。

海外イベントに出展するには何日必要?

日本は島国。海外に移動するには船か飛行機に乗る必要があります。
イベントを見学に行く、コスプレをしに行く、という一般参加あれば日帰りも可能ですが、日帰りでの出展参加は不可能です。
仮に日帰り出展をしたとして、イベント開催日当時の朝に現地に着き、トラブルなくイベント終了を迎え、荷物を抱えて空港にダッシュ…という旅程は楽ではありません。
イベント前日までには開催国に到着している方が、体力的にも精神的にも楽です。

日替わりで出展者が替わる日本のコミックマーケットのようなイベントは海外では少なく、3日間開催であれば同じ出展者が3日間で続けることが出展条件になっているイベントもあります。イベントによっては開催前日の設営日に代表者が現地にて参加登録手続きを取る必要があります。

イベントの開催期間にもよりますが、日本発から日本帰国まで。アジアは最低2日、東南アジアは最低3日、欧米は最低5日間は必要です。

海外イベントに出展するにはいくら必要?

現在円安のため、それなりの費用が必要です…が、個人で出展するならば、一般的な社会人にも手の届く範囲内の金額です。
学生やアマチュアクリエイターに向けて格安の出展エリアを用意しているイベントは数多くあります。

「日本から世界に挑戦!」とクラウドファンディングサイトで数百万円の出展費用を見積もっている方をたびたび見かけますが、

イベント申し込みからつり銭の準備まですべて代理店におまかせ!
スタッフも複数人そろえて日本から同行!
イベント限定商品をたっぷり準備して日本から現地に配送!
チャンスを活かすために広めの出展エリアを確保しちゃうぞ!

……といったプランを組み立てず、小規模な出展プランから始めるのであれば、クラウドファンディングせずとも個人で賄える金額になるかと思います。

海外イベントに委託参加はないの?

委託(商品だけ預かり代理人が現地販売)ブースを用意しているイベントは海外にはほぼありません。
売り子(販売スタッフ)を自身で依頼するか、代理店がおこなっている委託サービスを利用することになります。

一般的な委託サービスの場合、
委託代金を支払い→商品を指定の場所へ発送→代理人がイベント会場まで搬入&販売→売り上げはイベント後に振り込み。
売れ残った商品は追加料金で返送 or 現地で廃棄 or 叩き売り。
という流れになることが多いようです。

企業ブースを出したいんだけれど…

企業向け・法人向けの情報はこんな個人サイトじゃ手に入りませんぜ…代理店に相談しましょう。

海外イベントに出展する意味とは?

海外での日本イベントは「日本文化に興味がある海外の人」「海外展開に興味のある日本の人」の出会いの場です。「自分自身/自分の作品をプロモーションする場」と考えてもいいかもしれません。
売上がどうであろうと、思ったほど集客できなかろうと、海外のイベントで自分の作品をアピールしたことは事実です。それをステータスにして日本での仕事に繋げる人もたくさんいます。ダンス、音楽、ライブドローイング等、パフォーマンスをメインにされる方であれば、これ以上の場所はないでしょう。

刻々と変化する海外情勢、いつか…と考えれいるうちに、その『いつか』が来なくなる可能性もあります。ポイントさえ押さえておけば難しいことはありません。
儲けを目的にするとリスクの高い場所ですが、そうでないならば一度出展してみるのも楽しいかと思います。